仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が8月6日に開幕し、風にそよぐ竹飾りや吹き流しが市民や観光客の目を楽しませている。
仙台藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれる東北三大祭りの一つ、仙台七夕まつり。例年、仙台市民や観光客など200万人以上が訪れにぎわいを見せるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年は中止。昨年は規模を大幅に縮小して開かれた。通常規模での開催は3年ぶり。
宮城県内で5日、「みやぎBA.5対策強化宣言」が出された中で開幕した。接触感染を防ぐため、通常は通行人の胸元ほどまである吹き流しは地上から2メートル以上離し、往来人の手の届かないように飾り付けるほか、飾りの下部には抗ウイルスコート剤を塗布し、感染拡大予防を図る。参加商店街では路面でのアルコールや食べ物の販売は行わない。中心部商店街ではアーケード内での食べ歩きを禁止し、マスク着用、手指消毒、検温を求め、密集しないよう注意を呼びかける。
クリスロード商店街とぶらんど~む一番町商店街には、手指消毒やマスクの無料配布を行う「STOP!コロナ」対策ステーションを設置。勾当台公園市民広場を会場に例年行っている「おまつり広場」などのイベントは行わない。
飾り付け時間は10時~22時(8日は21時まで)。今月8日まで。