ギョーザの製造販売を行う船田食品製造(利府町)が4月13日、仙台フォーラス(仙台市青葉区一番町3)裏の利用客駐車場に「北京餃子(ギョーザ)」の冷凍自販機を設置した。
同社が仙台フォーラス地下2階で営む中華料理店「北京餃子」(TEL 022-262-4363)。1977(昭和52)年のオープン以来、低価格でボリューム感のあるメニューで学生や会社員を中心とした仙台市民に親しまれている。
新型コロナウイルスの影響で利用客が減る中、冷凍自動販売機「ど冷(ひ)えもん」で店内提供メニューの販売を検討。宮城県内のリサイクルショップ「万代書店」の協力を得て、昨年12月に万代書店泉店、仙台南店、多賀城店に設置。今回、実店舗のある仙台フォーラスの駐車場に4台目として設置した。
現在の商品ラインアップは、40年以上変わらない同店自慢の「北京餃子の生餃子(2人前、12個入り)」、仙台特産の雪菜を具と皮に練り込んだ「仙台あおば餃子(2人前、12個入り)」、もちもちとした麺に野菜と豚肉のあんをかけた同店名物の「広東焼きそば(560グラム)」、コシのある太麺を使った「あんかけラーメン(ゴン麺、560グラム)」の4種類で、価格はいずれも500円。
同社営業部担当者によると、売れ行きの「断トツ」1位は「広東焼きそば」。店で提供している約半量のサイズで、「レンジでチンすると水分が飛んで味が濃くなり、野菜から水が出ることを考慮しバランスと味わいを調整している」という。
「あんかけラーメン(ゴン麺)」は冷凍の麺を自分でゆでて、あんをレンジで温める商品となっているが、5月20日ごろには電子レンジ加熱商品に変更。同時期に「焼売(シューマイ)」や「海老(えび)のチリソース炒め」「チンジャオロース」の販売も予定している。
担当者は「売れ行きは好調で、週末には売り切れになることが多い。自宅でも北京餃子の味を楽しんでもらえれば」と話す。