「食品サンプル展 リアルでアートな世界 in 仙台」が現在、仙台フォーラス（仙台市青葉区一番町3）8階で開催されている。

仙台名物ずんだができるまでの工程を表現した「仙台、ずんだの陣」

　食品サンプルの国内最大手、岩崎（東京都大田区）が技術の向上と開発を目的に1968（昭和43）年から実施している社内製作コンクール「イワサキ・ビーアイ 食品サンプル製作コンクール」の歴代出品作品約130点を展示する同展。ラーメンやハンバーグ、唐揚げ、刺し身、焼き鳥、ハンバーガー、ピザ、ホットケーキ、マカロンなど本物と見分けのつかない精巧な食品サンプルが並ぶ。

　ポテトチップスで恐竜を表現した「ポテチザウルス＆トリケラチップス」、仙台名物ずんだができるまでの工程を表現した「仙台、ずんだの陣」、バラ肉とバラの花を掛け合わせた「至福の散り際（新種バラニク）」、肉と木を融合した「植物性ローストビーフ」、小さな缶詰からイワシの大群が飛び出す「缶詰生活からの脱出」、アジをパズルゲームにした「ア・ジグソーパズル」などの芸術的な作品をはじめ、「東北南三陸 まぐろ乗っけ丼」「牛丼定食650円」「キャラミッドのひみつ『メル王の秘宝』」など仙台工場の製作技術者が手がけた作品も展示する。

　製作工程のパネル展示や記念撮影用の「さわれる食品サンプル」も用意する。期間中はインスタグラムでの写真コンテストも行う。

　開催担当者は「本物と見間違えるほどのリアルさ、食品サンプルだからできる食べ物のアートを見てもらえたら」と呼びかける。

　グッズコーナーでは、食品サンプルのキーリングやマグネットなどをはじめ、「かき氷（初級）」（1,760円）、「スパゲッティナポリタン（中級）」（2,200円）、「ビフテキ（中級）」（3,960円）など、自分で作る食品サンプルキットを販売。仙台会場限定の「ずんだもちキーリング」（990円）、「笹（ささ）かまキーリング」（1.100円）、「牛タンキーリング」（1,320円）も用意する。

　開催時間は10時～18時（最終入場は17時30分）。入場料は、大人＝900円、小学生以下＝600円。5月22日まで。