リングファクトリー(仙台市宮城野区榴岡3)が運営する「仙台人SNS」が1月下旬、試験運用期間の目標としていた会員数200人を突破した。
同社は「地元の優れた技術と商品を持つ企業を全国へ向けて紹介する」ことを理念にITコンサルティング事業などを展開。一方で1999年に開設した地域ポータルサイト「仙台リング」がYahoo! JAPANのクールサイトに選ばれ、「地域限定型ポータルサイトのビジネスモデルを確立」(同社)するなど、地域に密着した活動を行う。
「仙台人SNS」は昨年11月から試験運用を開始。通常のSNSよりも厳しい会員規約を設け、違反した場合は会員IDの即時剥奪、違反者を招待した会員へも警告やアクセス制限等の罰則を設けるなど、参加者が安心してコミュニケーションを楽しめるように運営方針を徹底した。
仙台・宮城限定のSNSを開設した理由について同社の岩崎正人社長は「全国規模の大手SNSは、規模が大きくなりすぎたためにさまざまな問題を抱えている。SNSは小さなコミュニティーの集合体なので、地域限定型のほうがより実生活に即した話題やコミュニケーションが取りやすいと考えた」と話している。
参加無料。原則的に現在参加中のメンバーからの招待が必要だが、テストモニターも若干名募集している。「まったくのボランティアとして運営しているが、今後も広告掲載などで運営費をまかない、会員への負担はまったく考えていない」(岩崎さん)という。