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仙台「光のページェント」開幕 例年と「ちょっと違う」形で、緑道通行は寄付者のみ

通行禁止となっている緑道前でイルミネーション点灯を撮影する市民ら

通行禁止となっている緑道前でイルミネーション点灯を撮影する市民ら

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 コロナ禍で開催が危ぶまれた仙台の冬の風物詩「2020 SENDAI光のページェント」が12月18日に今年も開幕し、定禅寺通に光の回廊が現れた。

イルミネーションがガラスに反射するせんだいメディアテーク前

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 「冬の仙台を明るくしたい」「杜(もり)の都を光の都へ」という思いから1986(昭和61)年に始まり、今年で35回目となるSENDAI光のページェント。今年は新しい生活様式を励行した新型コロナウイルス対策基準を策定し、「『いつもどおり。』だけど『ちょっとちがうカタチ。』」(実行委員会スローガン)での開催に踏み切った。

 密集対策として、定禅寺通・緑道(グリーンベルト)立ち入り禁止、点灯時間短縮、点灯期間延長を行い、場内で密集が発生した場合は緊急消灯する。毎年恒例だった「点灯式セレモニー」や「スターライト・ウインク」「スターライト・ファンタジー『サンタの森の物語』」などの各種イベントは中止した。来場者には、マスク着用、ソーシャルディスタンス確保、手指消毒、接触確認アプリ「COCOA」インストールを求める。

 テーマは「Go for SMILE!」。定禅寺通(東二番丁通~市民会館前)約700メートルのケヤキ160本に60万個のLEDを設置。電球色で温かみのある色合いのSENDAI光のページェント用LED「仙台カラー」が冬の仙台を彩る。

 期間中240万人程度の人出を見込む。実行委員長の高橋進伍さんは「2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大で笑顔を見る機会が減ってしまった。だからこそ、今年の光のページェントはいつもとは違う気持ちで見てほしい。いつも通りに会場に足を運ぶのではなく、いつもとは違う新しい形で、でもいつもの笑顔で、幸せいっぱいな気持ちになってほしい」と呼び掛ける。

 実行委員会は現在、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のための協力金を募っている。応募者には特典として、緑道の特別入場権と応援グッズを進呈する。土曜・日曜・祝日(1月1日~3日を除く)、12月28日~31日には、市観光シティループバス「るーぷる仙台」による仙台駅発着「光のページェント号」の夜間特別運行を行う。

 点灯時間は19時~22時(土曜・日曜・祝日は18時から、12月24日は23時まで、12月31日は24時まで)。1月の平日は点灯しない。1月11日まで。

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