北海道の味覚や工芸品を集めた「北海道の物産と観光展」が10月15日、仙台の百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)本館7階催事場で始まった。
毎年春と秋の2回、北海道をテーマにした物産展を開いていた藤崎だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて4月の物産展を中止し、1年ぶりの開催となった。密集を避けるため出展者数を減らし、通路幅を広げ、試食・試飲は中止とした。
水産加工品・肉加工品・総菜・弁当・スイーツ・酒・工芸品など60店(食品43店・工芸17店)が出店する。地下2階、1階、2階、大町館4階にも会場を設け、全館を通して北海道の魅力を発信する。
メイン会場となる本館7階では、北海道の海の幸を使った弁当や水産加工品をはじめ、豚丼やブランド牛の弁当、ザンギやコロッケなどの総菜、チーズやワイン、定番スイーツや菓子、服や靴、帽子やバッグ、スキンケア商品、雑貨などを販売。地下2階「マイキッチン」では新物豆と旬の野菜、1階「ステージF」では「i.d.o」(札幌市)の革小物、2階イベントスペースではラベンダーを使った商品や地域ブランド「札幌スタイル」の雑貨・コスメ、大町館4階「リビングメッセージ」では「コサイン」(旭川市)の家具を展示販売する。
石巻・古川など藤崎各店やヴィーフジサキ各店、フードマーケットフジサキでも期間中、北海道の菓子類を販売する。
初日に来場した「第26代 とかち青空レディ」の菊地風花さんは「今はコロナウイルスの影響ですぐに北海道に来ることが難しい状況だと思う。それでも仙台で北海道の食を楽しんでいただけるということで、私自身とてもうれしい。気軽に北海道の食を楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。今月28日まで(本館1階は21日まで)。館内で行っている感染予防対策に加え、会場内の設備や備品の定期的な消毒を行う。