ご当地や企業のキャラクター日本一を決める「ゆるキャラグランプリ 2020 THE FINAL」の結果が10月4日に発表され、大河原町観光RPキャラクター「さくらっきー」がご当地部門13位に入った。宮城県勢では過去最高の結果となった。
東日本大震災のあった2011(平成23)年に、ゆるキャラで地域や企業、日本を元気にしようと始まったゆるキャラグランプリ。10回目の節目となる今年で最後の開催となった。
今年は「ご当地」「企業・その他」の2部門に、国内外の地域・企業・団体から691キャラがエントリー。宮城からはご当地12キャラ、企業・その他2キャラが参加し、約3カ月の熱戦を繰り広げた。
さくらっきーは2011年3月7日、大河原町の観光振興を目的として誕生。公式サイト・SNSなどによる情報発信やイベント参加などさまざまな形で大河原町の魅力をPRしている。観光振興を目的に、ゆるキャラグランプリにも初回から毎年参加。これまでの過去最高順位は2017(平成29)年の71位だったが大きく順位を上げ、同年に仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」が記録した15位を上回る過去最高の13位を獲得した。
さくらっきーは「応援、投票してくれたたくさんのお友達、本当にどうもありがとう!みんなのおかげで、全国13位、東北では2位、宮城県では1位だよ。やった~」と喜ぶ。「ゆるキャラグランプリは終わっちゃったけど、さくらっきーはこれからも大河原町の観光PRを頑張るよっ。みんなこれからも応援よろしくね」と呼び掛ける。
ご当地部門ではそのほか、21位に蔵王町観光PRキャラクター「ざおうさま」、22位に大和町イメージキャラクター「アサヒナサブロー」が入った。「みんなの応援のおかげで、今年も良い成績を残すことができたぞい。本当にありがとのお。そしてこれからも応援をよろしくなのじゃよ」とざおうさま。アサヒナサブローは「過去最高の結果が出せてとってもうれしいよ~。たくさんの投票本当にありがとう。全国のみんなに大和町の魅力をいっぱい知ってもらえるように、イベントへの参加やPR活動などを頑張っていくよ。これからもよろしくね」と呼び掛ける。
ほかの県勢の結果は以下の通り。ご当地部門43位=「ケヤッキー」(おいでよ宮城)、73位=「ねじりほんにょ」(栗原市)、102位=「オクトパス君」(南三陸復興ダコの会)、118位=「仙台弁こけし」(エントワデザイン)、128位=「カーナくん」(名取市)、203位=「常のモロ」(大郷町)、259位=「ガブリくん」(角田スタンプ会)、263位=「くらりん」(村田町)、319位=「城山の金さん」(涌谷町)。企業・その他部門54位=「キリンのハガネくん」(東北特殊鋼)、171位=「イシノマキマン」(ビヨンド)。
県内のキャラクターの応援に専念するため今年は出場しなかったむすび丸は「お友達のみんなお疲れさまでした。宮城をもっともっと元気にできるように、これからも力を合わせて頑張ろうね」と仲間たちの健闘をたたえた。