長町エリアでテークアウトや宅配を行う飲食店の情報を紹介するウェブサイト「長町デリ」を地元で暮らす女性が立ち上げて1カ月がたった。
立ち上げたのは1歳の双子を育児中の森瑞貴さん。新型コロナウイルス対策で長町エリアでもテークアウトや宅配を始めた店が増えた一方、その情報が十分に届いていないと感じ、情報を集約したサイトを4月13日に開設した。「地域の皆さんが簡単にアクセスできる情報媒体がないことに対する不便さもよく耳にしていたので、何かできないかと思っていた」と森さん。
長町商店街連合会に地域活性化のためであること、無料掲載であること、飲食店の助けになりたいという思いを伝え、連合会の名を入れる許可を得た。チラシを作り店を訪問して説明し、掲載許可を得て少しずつ掲載店を増やしていった。
現在は26店を掲載し、一覧のほか、和食・焼き肉、洋食、中華・インド料理、軽食・スイーツのカテゴリーごとに見ることができる。各店のメニューや価格帯、販売方法、営業時間、支払い方法、住所、電話番号、ホームページやSNS情報、割引情報などを載せている。
森さんは今後も更新を続け、新型コロナの収束でテークアウトを取りやめる店が増えた場合も、長町の飲食店紹介などにシフトする形でサイトを継続する考え。「地域の皆さんの笑顔があふれる長町になるように、できることを一生懸命に、あらゆる世代の役に立てるアクションを起こしていきたい」と意気込む。
飲食店や地域住民からの情報提供はウェブサイトとLINEで受け付ける。