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丸森産ブランド米「いざ初陣」2年目出陣 仙台駅で新米発表会、販路拡大に意欲

伊達武将隊の伊達成実さん(左から2人目)。「うまい。一口頬張れば笑みがこぼれる」

伊達武将隊の伊達成実さん(左から2人目)。「うまい。一口頬張れば笑みがこぼれる」

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 宮城県丸森町産のブランド米「いざ初陣」の新米発表会が10月11日、仙台駅で開かれた。

「味の仙南ブランド特産市」のいざ初陣ブース

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 「いざ初陣」は、丸森町と丸森町農業創造センターが中心となり設立した「丸森町ブランド米研究会」の会員が栽培するコシヒカリのうち、一定の基準値を満たした高品質ブランド米。基準は、土壌診断やミネラル調整が行われた良質の田んぼで2分の1の減農薬・減化学肥料の技術を用いて栽培し、食味値85以上、整粒歩合80%以上であること。強いうま味ともちもちした食感を特徴とする。

 国内外のグルメな富裕層をターゲットに昨年販売を始めた。地域商社事業と農業生産事業、観光推進事業を展開するGM7(丸森町)が販売を手掛け、仙台市内の百貨店や駅売店、首都圏のギフトショップなどで取り扱う。自宅用のほか贈答用としての需要も多いという。

 新米発表会には保科郷雄町長、GM7の齊藤良太社長、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の伊達成実さん、茂庭綱元さんが参加した。保科町長は「丸森町には1200人ほどのコメの生産者がおり、このブランド米に取り組んでいるものは19人。その中で今年基準をクリアしたのは7人の生産者と、本当に特選されたコメ。今年は天候不順ではあったが、生産者の皆さんが手塩にかけたブランド米。多くの皆さんに喜ばれるコメに仕上がった」と希少性をアピール。

 齊藤社長は「地域貢献として、丸森町の農家さんにもしっかりとビジネスとして成立するコメ作りを意識して単価設定をした。普通のお米の市場価格の2倍といった強気の価格で販売させていただいたが、去年の生産分は全て完売。食味・整粒歩合・減農薬・減化学肥料を徹底して作られた最高品質のコメだからこそ実現できたと考えている」と手応えを話す。

 今後については、「2年目となる今年は首都圏のみならず海外にも販路を拡大していきたい。いまブームになっている糖質制限という考え方を少しでもお助けできるように、玄米ブレンドの新商品の販売も予定している。新しい仕掛けや仕組みをどんどん投入して、いざ初陣というブランドを広げる活動を加速化させていきたい」と意気込む。

 10日からJR仙台駅2階中央改札口前コンコースで開かれている「味の仙南ブランド特産市」に、いざ初陣ブースを設置。新米(450グラム=600円、2キロ=1,850円、5キロ=4,500円)、新米塩おにぎり(1個80円)のほか、いざ初陣を原料に使った「おにゃんだせんべい」(453円)や、丸森産米を使ったクラフトビール「丸森タンゴ」「丸森ロケット」「丸森ゴールデン」(以上660円)も販売する。

 特産市の開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。今月13日まで。

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