今年で創業33年目を迎える仙台市太白区泉崎の「そば処(どころ) 登喜和(ときわ)」(泉崎1、TEL 022-246-0124)が3月1日、創作そば「春野菜たっぷりポタージュつけそば」の提供を始めた。
同店は「そばをもっと身近なものに」をモットーに、手打ちそばと旬の素材の天ぷらを提供し、地域住民や近隣に勤める会社員などに支持されている。店舗面積は44坪で、席数はカウンター・テーブル・座敷合わせて53席。
そばは、北海道産そば粉10割・つなぎ1割の手打ちそば「外一手打ちざる」、更科粉(一番粉)7割・つなぎ3割の「手打ち更科そば」、そば粉6割・つなぎ4割の「機械打ちざるそば」の3種類。だしは「かつお」「特上さば節」「特上宗田節」をバランスよくブレンドして使う。
そばメニューは、「更科ざる」(860円)、「外一ざる」(960円)、「天ざる」(1,360円)、「白エビ天ざる」(1,800円)、「カレーそば」(1,000円)、「天ぷらそば」(1,050円)、「大エビ天そば」(特上)(2,360円)など20種類以上をラインアップする。
若い世代にもそばを身近に感じてもらいたいと、一昨年からトマトやバジル、レモンやズッキーニ、カボチャやサツマイモなど、旬の素材を使った創作そばを季節に合わせて展開している。若旦那の小川浩二さんは「30~70代のお客さんが多いので、若い世代の方にも来てもらえるにはどうしたらいいのか考え、みんなが思わず写真を撮りたくなるようなSNS映えするメニューを作ろうと考案したのがきっかけ」と振り返る。
今回の「春野菜たっぷりポタージュつけそば」(980円)は「春よ濃い」をテーマに、新玉ネギ、新ジャガイモ、春キャベツ、アスパラガス、スナップエンドウなどの春野菜と、だし・豆乳を使った濃厚なポタージュをつけ汁にした。そばの上には、じっくりソテーしオイル漬けにして甘味を引き出したアスパラやスナップエンドウ、芽キャベツをのせ、春を演出。小川さんは「暖かい春が待ち遠しい方にぴったりな、体の中からポカポカになれる創作つけそばになっている」と話す。
「そばに感心がない人にも興味を持ってもらい、地味なイメージを少しでも変えていきたい。そば屋はちょっと敷居が高いというイメージも多少あると思うが、若い世代の方にもラーメンを食べるような感覚で利用してもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は11時~15時、17時~21時(日曜は11時~21時)。提供は4月前半までを予定する。