仙台市動物管理センター(愛称=アニパル仙台)から譲渡された保護猫の様子を伝える「しっぽゆらゆら写真展」が2月19日、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)1階ギャラリーホールで始まった。
「人と動物が共に健康に生きていけるまち」の実現を目指す動物愛護の拠点として、飼い主への適性飼育の啓発・指導を行っているアニパル仙台。収容された猫・犬の命を一つでも多く救うため、市民ボランティアや仙台市獣医師会の協力を得ながら希望者への譲渡事業も行い、毎年約500頭の犬や猫が新たな家族に迎えられている。2017年度は695匹の猫を収容し、367匹(返還16匹含む)を譲渡。277匹がやむなく殺処分となった。
写真展は「譲渡事業をより多くの方々に知っていただくとともに、猫に関する現状について周知し適正飼育の普及啓発につなげたい」と企画。2017年度にアニパル仙台から譲渡された猫の写真約150点を展示する。
各家庭で幸せに暮らしている様子を写した写真と共に、譲渡直後から現在までの様子、飼い主による「うちの子自慢」を展示。市の猫に関する現状や地域猫対策に関する情報、ボランティアの活動や譲渡猫・犬の情報も紹介する。
アニパル仙台の担当者は「収容された猫を家族として迎えていただいた方々が撮影した、飛びっ切りのベストショットをご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開場時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日閉庁。今月28日まで。3月5日~20日はアニパル仙台(宮城野区扇町6)で開催する。