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カメイ美術館で「古作こけし名品展」 明治から昭和初期の12系統130本

古作こけし130本が並ぶ会場の様子

古作こけし130本が並ぶ会場の様子

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 伝統こけしの展覧会「古作こけし名品展」が現在、「カメイ美術館」(仙台市青葉区五橋1、TEL 022-264-6543)で開かれている。

1941年~43年に作られた袖珍こけし

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 「東北生まれの伝統こけしの原点の魅力を感じてもらいたい」と、毎年同時期に開催。カメイ社会教育振興財団理事の亀井昭伍さんが50年以上かけて収集した「こけしコレクション」約5000本の中から、戦前までに作られた「古作こけし」を展示する。

 今回は、明治・大正・昭和10年代に制作された、弥治郎・遠刈田・蔵王・作並・肘折・鳴子・津軽・南部など12系統・130本の作品を展示。それぞれの系統の特徴も紹介する。

 「当館の根幹を成す古作こけしを展示するもので、伝統こけしのルーツを紹介している。一本も同じものはなく、多様な表情を見せてくれる古作こけしは『汲(く)めども尽きぬ味わいがある』とも評される」と学芸員の青野由美子さん。「日本の誇る民芸品の王様である、東北の伝統こけしの魅力と出合う機会になれば」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時(入館は30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は300円(65歳以上、高校生以下無料)。5月19日まで。

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