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仙台中央タクシーが「Uber」配車サービス開始へ インバウンドの課題改善に

「Uber」アプリ画面。仙台中央タクシーが宮城で初めて配車サービスを開始する

「Uber」アプリ画面。仙台中央タクシーが宮城で初めて配車サービスを開始する

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 スマートフォンアプリ「Uber(ウーバー)」を使ったタクシー配車サービスを仙台中央タクシー(仙台市宮城野区扇町5)が間もなく導入する。

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 1923(大正12)年創業の同社は、東日本大震災の語り部タクシー、仙台空港発着などの定額運賃サービス、ウェブから観光ルートを作成できるサービスなどを展開。近年は観光・貸し切りタクシーに力を入れ、インバウンド対応に取り組んでいる。

 担当者は「現在、日本を訪れる外国人旅行者数は約3000万人だが、東北エリアにはそのうち1%台しか訪れていない。海外から来られる多くの方々がインストールしているUberアプリを導入する事で、インバウンドの課題の一つである『2次交通』を改善する一助になればと思い導入を決めた」と話す。

 同タクシー社では「Uber」を展開する米ウーバー・テクノロジーズの日本法人ウーバー・ジャパン(東京都渋谷区)と昨年12月、パートナーシップを締結。西条タクシー(福島県郡山市)、成長(なりちょう)タクシー(青森県青森市)と共に東北初の事業展開となる。

 アプリをスマートフォンにダウンロードし設定することで、タクシーの配車リクエストができる。配車が確定したタクシーの乗務員や車両番号、想定配車料金、到着予定時刻が事前に分かるほか、GPSによるリアルタイムでの追跡機能もあり、過去の乗車履歴も確認できる。運賃はアプリを通じてクレジットカードで精算し、領収書は降車後に利用者の登録メールに送られる。

 担当者は「スマートフォンでタクシーを呼ぶということ自体が非常に便利なので、仙台に暮らす皆さまもタクシーをより気軽に利用いただければ」と期待を寄せる。開始日は「近日中」としている。

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