仙台市内の学校給食メニューを日替わりで提供する「学校給食フェア」が1月21日から、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で開かれる。
「全国学校給食週間」(1月24日~30日)に合わせ、市民に食育と学校給食への関心を高め理解を深めてもらおうと市教育委員会が2013年度から行っている。市の職員のほか、「普段子どもたちがどんな給食を食べているのか知りたい」「毎年楽しみにしているので仕事の予定を調整して来ている」など市民の関心も高い。
市教育委員会健康教育課と給食センターが共催する給食試食会に参加した市民から「子どもたちに人気の献立を食べてみたい」という声が以前より多かったことから、今回は「児童・生徒に人気の献立」をテーマにした「学校給食セット」を提供する。同課担当者は「一見すると子どもたちが好まないのではと感じる食材を使ったメニューもあるが、味付けや調理法を工夫することで人気メニューになっている。栄養教諭・学校栄養職員をはじめ調理員の創意工夫を幅広い皆さまに味わっていただければ」と話す。
提供される献立は、21日(四郎丸小)=ご飯・かつおと大豆のオーロラ煮・ひじきサラダ・担々春雨スープ・リンゴ、22日(西多賀小)=ご飯・豆腐ハンバーグのプルコギソースかけ・もやしの塩ナムル・キムチスープ・リンゴ、23日(七郷小)=わかめご飯・豚肉のかりん揚げ・りっちゃんサラダ・卵スープ・ミカン、24日(栗生小)=青菜ご飯・鮭(さけ)のみそマヨネーズ焼き・ほうれん草とわかめの和風サラダ・はっと汁・リンゴ、25日(鶴谷特別支援)=麦ご飯・ユーリンチー・小松菜とじゃこの炒め物・なめこと卵のスープ・フルーツミックス。
1階ギャラリーホールでは、学校給食の歴史や学校における食育の取り組み、仙台市産野菜を使った献立を紹介するほか、各学校で実施されている特色のある給食(郷土料理・世界の料理・宮城や仙台にちなんだ献立・和食給食など)を展示で紹介する。
担当者は「学校給食では食に関する知識や望ましい食習慣、地産地消や伝統的な食文化について理解を深めることができるよう工夫を凝らしている。多くの方が食べて育ってきた学校給食の今の姿を幅広い方々に知っていただければ」と呼び掛ける。
価格は530円で、1日限定60食。提供時間は11時~(なくなり次第終了)。今月25日まで。
1月24日~2月1日には、宮城県庁2階の食堂「カフェテリアけやき」で「伊達(だて)な学校給食フェア」を開催。「第6回 宮城県学校給食『伊達な献立』コンクール」で入賞した7つの学校給食の献立を日替わりで提供する。価格は600円で、1日限定75食。提供時間は11時~(なくなり次第終了)。