嗅覚で楽しむ体験・参加型イベント「におい展」が1月11日、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)本館5階・スペース5で始まった。
2016年11月の名古屋開催を皮切りに、池袋、静岡、札幌、福岡、梅田を巡回し、延べ14万人以上が来場しているという人気イベント。東北エリアでの開催は今回が初めて。
会場には「思わずもん絶するほどの激臭」や「うっとりするほどの美臭」など50種類以上のにおいを用意。来場者は小瓶や展示ケースに入ったにおいを嗅ぐことができ、「激臭アイテム」はにおいが広がらないよう密閉した部屋に展示する。
世界で最も高価といわれる香料「イリス」などを使った香水のにおいをはじめ、伊豆諸島の特産品「くさや」(激臭レベル1)、日常生活で体感する「加齢臭」(激臭レベル2)や「足のにおい」、中国・台湾・香港などで実際に食べられている豆腐の加工食品「臭豆腐」(以上、激臭レベル4)、「世界一臭い食べ物」といわれるニシンの缶詰「シュールストレミング」(激臭レベル5)などを展示する。
そのほか、自身の体臭を測る「体臭測定」、マネキンに吹き付けてある男女のフェロモンのにおいを嗅ぎ当てる「惹(ひ)かれあう男女」、夏の汗臭さや洗濯物のにおいを再現した「しがない男のくらし」、伊達政宗公をはじめ織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「戦を前に武将が纏(まと)った香り」の各コーナーも用意する。いろいろなにおいを嗅ぎ続けてまひした嗅覚を戻す「鼻をリセットするにおい」もある。
イベント担当者は「シュールストレミングや臭豆腐など、名前は聞いたことはあっても普段なかなか嗅ぐことができないにおいを実際に嗅いで楽しもうという一風変わった展覧会。さまざまなにおいを嗅ぎにきていただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~21時(入場は閉場の30分前まで)。入場料は、前売り券=700円、当日券=800円、3歳未満無料。2月19日休館。2月24日まで。