仙台の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」が12月14日に開幕し、定禅寺通に光の回廊が現れた。
「冬の仙台を明るくしたい」「杜(もり)の都を光の都へ」という思いから1986(昭和61)年に始まり33回目となるSENDAI光のページェント。毎年、市民や観光客など県内外から多くの見物客が訪れ、昨年は期間中約281万人が来場した。今年はLEDの買い替え数が多く費用がかかることから昨年より6日遅いスタートとなり、約250万人の来場を見込む。
今年のテーマは昨年に続き「みんなで灯(とも)す、心の明かり」。実行委員長の佐々木守世さんは「たくさんの方々の心温かな募金や協賛・協力があって成り立っているページェントは『ONE FOR ALL ALL FOR ONE』『一人はみんなのために、みんなは一人のために』という言葉がしっくりくる市民イベント。みんなの思いでともし続けることができた」と話す。
定禅寺通(東二番丁通~市民会館前)約700メートルのケヤキ160本に60万個のLEDを設置。電球色で温かみのある色合いのSENDAI光のページェント用LED「仙台カラー」が冬の仙台を彩る。
高さ約30メートルのイルミネーションツリー「スーモわくわくツリー」、高さ約6メートルのツリーや約1000個の「RGB光の花」で演出する「勾当台フラワーライトガーデン」、サンタクロースやトナカイに扮(ふん)した市民が定禅寺通をパレードする「サンタの森の物語」、屋外アイススケートリンク「Sendai Winter Park~スターライトリンク~」などの関連イベントも開く。
スタンディングバー形式の「YEBISU BAR(ヱビスバー)」や「KIRIN一番搾りキッチン」(以上、26日まで)、ヒュッテが並ぶ「クリスマスマーケット」(25日まで)など、期間限定の飲食ブースも設置される。
点灯時間は17時30分~22時(金曜・土曜・23日・24日は23時まで、最終日は24時まで)。18時~20時の1時間置きに、1分間消灯した後に再点灯する「スターライト・ウインク」を行う(23日を除く)。今月31日まで。