仙台駅東口の「TFUギャラリー ミニ モリ」(仙台市宮城野区榴岡2、東北福祉大学仙台駅東口キャンパス)で6月2日、「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」が始まった。
2002年に短編アニメーション「ほしのこえ」で商業デビューしたアニメーション監督・新海誠さん。「美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語」を鮮やかに描き続け、世代や国境を超え多くのファンを得ている。
新海さんのデビュー15周年を記念した同展。15年の軌跡と作品を、絵コンテ、作画・設定資料、映像などの制作資料、世界観を体験できる造形物など約650点の展示を通じて紹介する。
会場では、個人制作の「ほしのこえ」をはじめ、集団制作に挑み初長編作品にして毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞した「雲のむこう、約束の場所」、3話の短編から成るオムニバス作品「秒速5センチメートル」、本格ジュブナイルファンタジー「星を追う子ども」、デジタル時代の映像文学「言の葉の庭」、大ヒットとなった最新作「君の名は。」の6作品を章に分けて展示。新海作品の特徴でもある登場人物の言葉や、作品を彩る主題歌、印象的なシーンなどにも焦点を当てる。
同展担当者は「新海誠監督とその作品の魅力により多くの人が触れ、さらなる理解を深めていただく機会となれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(入場は閉場30分前まで)。観覧料は、一般=1,200円、高校・大学生=1,000円、小・中学生=500円、未就学児無料。「君の名は。」で主人公・立花瀧を演じた俳優・神木隆之介さんによる音声ガイド(500円)も用意する。7月8日まで。