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宮城県観光キャンペーンにHey! Say! JUMP 八乙女光さんら意気込み

宮城県とHey! Say! JUMPの共同観光キャンペーンをアピールする村井知事

宮城県とHey! Say! JUMPの共同観光キャンペーンをアピールする村井知事

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 宮城県が1月17日、ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「Hey! Say! JUMP」と共同で行う観光キャンペーンの概要を発表した。

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 東日本大震災後、所属するタレント・グループ全員参加による復興支援プロジェクト「Marching J(マーチング ジェイ)」を展開するジャニーズ事務所。2012年3月には、宮城県出身の八乙女光さんをはじめとするHey! Say! JUMPのメンバー4人が宮城県庁を訪れ寄付金を手渡した。

 県は2018年度、同グループを観光キャンペーンキャラクターに起用。PR動画やウェブサイトなどのデジタル媒体による広告のほか、ガイドブック・リーフレット1000万部やポスター10万部の製作、等身大パネルの設置などを予定する。観光入込客数が震災前の7割にとどまっている気仙沼地域や石巻地域など沿岸被災地で、震災復興支援タイアップ事業も計画する。

 ターゲットは10~40代の「女性親娘(おやこ)」と旅行への興味が薄い若年層で、将来にわたる継続的な旅行需要の基礎確立を狙う。同グループの起用により、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が行われた2010年の6129万人を超える過去最高の観光客数を目指すという。

 同日、市内のホテルで記者会見が行われ、村井嘉浩県知事と同グループの八乙女さん、薮宏太さんが参加した。

 宮城について、八乙女さんは「ここに着くと空気がフワッと変わって、ライブでも『お帰り』といううちわがあるなど、ふるさとに帰ってきたなという気持ちになる」と話す。薮さんは「四季によって表情が変わる県という印象で、温泉も多い。個人的には御釜(おかま)・五色沼に行って、自然に囲まれた場所で沼の表情がどのように変わっていくのか見てみたい」と言い、「すごく優しい県民性なんだなと、ライブをやっていて伝わってくる。穏やかな中にも人間的に芯の通った方がたくさんいる印象」とも。

 「メディアで宮城県の良さを発信することはできるが、やっぱり来ていただかなければ分からない魅力もたくさんある。宮城に来て、良さを分かってもらって、また来たいと思ってもらえるようにアピールしていきたい」と薮さん。八乙女さんは「復興のために何か僕たちにできることはないかとずっと考えてきたが、今回この共同観光キャンペーンという形で、宮城の皆さんの力になれるチャンスがやっときた」と思いを込め、「Hey! Say! JUMPみんなでPRして応援していきたい」と意気込んだ。

 キャンペーン期間は2018年5月下旬~2019年3月。

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