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仙台駅前にホヤ料理専門店 創作メニュー提供で消費拡大、廃棄減少へ

赤と黒を基調にした内装の「まぼ屋」店内。ホヤに合う日本酒の瓶が並ぶ

赤と黒を基調にした内装の「まぼ屋」店内。ホヤに合う日本酒の瓶が並ぶ

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 仙台駅前にホヤ料理専門店「ほや&純米酒場 まぼ屋」仙台駅前店(仙台市青葉区中央1、TEL 022-796-6226)がオープンして1カ月がたった。運営は市内を中心に居酒屋やラーメン店を手掛ける「飛梅」(国分町3)。

ホヤ度2の「ほやカツレツ」

 国内の約8割のホヤ生産量を誇る宮城。東日本大震災以前はその約7割を韓国に輸出していたが、福島第1原発の汚染水問題を理由に韓国が2013年に宮城県を含む8県の水産物の輸入を停止し、現在も続いている。その影響で供給過剰の状態に陥り、昨年は生産した約1万3200トンのうち約7600トンを廃棄した。

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 今年も廃棄が進む中、「たくさんの人にホヤを食べてもらえる店を作ることで、県産ホヤの消費拡大と廃棄処分量の減少につなげたい」(同社業務本部長の松野水緒さん)と、7月20日に同店を開いた。店舗面積は20坪、席数はカウンター・テーブル合わせて34席。

 ホヤになじみの薄い若い世代や県外客も食べやすいよう、和風・洋風の創作料理を幅広く取りそろえる。メニューは刺し身をはじめ、焼き物、揚げ物、サラダ、珍味、一品料理、ご飯もの、パスタ、甘味など約30種類。選ぶ際の目安として、ホヤの風味の強さを表す「ホヤ度」を各メニューに5段階で表す。

 ラインアップは、「ほやの昆布締め」(380円)、「ほやほやほや卵」(480円)、「ほやの刺身」(580円)、「まぼ屋サラダ」「ほやカツレツ」(以上780円)、「ほやーニャカウダ」(880円)、「ほや鉄板ステーキ」(980円)など。旬の4月~8月以外の時期は冷凍ホヤを使うが、「冷凍技術が進み、お刺し身でおいしく召し上がれる」(松野さん)という。

 ドリンクは、宮城・東北を中心とする「ホヤに合う」純米酒を常時30種類(各10シーシー、580円)そろえ、25種類の「純米酒飲み放題」(90分、1,980円)も用意する。そのほか、ビール、酎ハイ、カクテル、ウイスキー、焼酎、梅酒、ワインなども。

 客単価は3,000円~3,500円。市内のホヤ好きを中心に若者から年配者、家族連れなど幅広い層が来店し、「同じ思いのお客さまから感謝や応援の言葉を頂き、『宮城のホヤを応援しに来た』というお客さまもいらっしゃった」と松野さん。「ホヤが苦手な方、まだ食べたことのない方にも一度来店いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。

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