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JRバス2社が新路線「百万石ドリーム政宗号」 仙台と金沢結ぶ夜行高速バス

「百万石ドリーム政宗号」。車両は東北初導入の「グランドリーム」

「百万石ドリーム政宗号」。車両は東北初導入の「グランドリーム」

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 JRバス東北(仙台市青葉区五橋1)が西日本JRバス(大阪市此花区)と共同で7月28日、仙台と金沢を結ぶ夜行高速バス路線「百万石ドリーム政宗号」の運行を始めた。

「百万石ドリーム政宗号」車内

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 JRバスが1987(昭和62)年に開業して30周年を迎える今年、両社間で初めての共同運行となる同バスの開設に踏み切った。JRバス東北の新路線開設は2006年「ドリーム秋田・横浜号」以来11年ぶり。愛称の「百万石ドリーム政宗号」は仙台と首都圏を結ぶ「ドリーム政宗号」をベースに、「加賀百万石で知られる金沢への運行便としてふさわしい名称にした」という。

 同社営業部輸送グループ係長の小島良太さんは「2015年の北陸新幹線延伸開業で注目の集まる金沢への交通手段として、都市間をダイレクトかつリーズナブルに移動していただける高速バスの特性を発揮し新たな需要を喚起したい。観光をはじめとする両地域の交流活性化にも寄与できれば」と話す。

 座席には列完全独立の新型クレイドルシートを採用。シート幅46.5センチ、リクライニング角度135度で、背もたれを倒すと連動してフットレストが持ち上がり、「揺り籠のような心地よさを味わうことができる」という。プライベートカーテン、AC100Vコンセント、フリーWi-Fi、空気清浄機付きエアコンを備える。

 主に木曜~日曜、祝日・祝前日・繁忙日に運行。8月中は毎日運行する。1日1往復で、金沢行き=仙台駅23時発、富山駅翌7時着、金沢駅8時10分着、仙台行き=金沢駅22時10分発、富山駅23時20分発、仙台駅翌7時20分着。東北自動車道、北陸自動車道で1回ずつ車外休憩がある。

 片道運賃は、仙台駅~金沢駅=9,500円~9,900円、仙台駅~富山駅=9,000円~9,400円。割引運賃「早売5」「早売1」、学割なども用意し、運行開始を記念した割引(9月30日乗車分まで)も行っている。乗車日の1カ月1日前の10時から、「高速バスネット」「発車オーライネット」、仙台駅東口バス案内所(TEL 022-256-6646)などで予約を受け付ける。

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