仙台ターミナルビル(仙台市青葉区中央1)が6月1日、「エスパル仙台東館」の増床エリアをオープンした。
JR東日本では「ステーションルネッサンス」を掲げる駅改良計画の第1期として昨年3月、40年ぶりに仙台駅を大規模リニューアル。東口改札を設置し東西自由通路「杜(もり)の陽(ひ)だまりガレリア」の供用を始め、「エスパル仙台東館」を開業した。
今回は第2期第1弾として、増床部分の1階・2階を商業スペースとしてオープン。同エリアの延べ床面積は約2100平方メートル、店舗面積は1300平方メートルで、17店舗が出店する。
1階には、ナポリピザとクラフトビールを提供するスポーツバー&ダイニング「ダンボ ピザ ファクトリー」や宮城野区岩切に本店を構えるラーメン店「らーめん本竈(ほんかまど)」のほか、「タリーズコーヒー コミュシティ」「楽天イーグルス グッズショップ」が出店。
2階は「青の葉デイリーマーケット」として、和のファストフード「だし茶漬け えん」、韓国のり巻き・総菜「カンナムキンパ」、宮城の食材を使う農家イタリアン「米屋 十米衛」などのデリショップ11店が並ぶほか、東北初出店の高級スーパー「成城石井」、ドラッグストア「トモズ」が出店する。
仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「多くの方に仙台駅に集まっていただき、そこから仙台の街にどんどん足を運んでいただけるような役割を務めていきたい。本当の意味で仙台駅、特に東口の顔となれるようなSC(ショッピングセンター)になっていければ」と意気込む。
今月19日には同プロジェクト第2期第2弾として、同エリアの上層階に「ホテルメトロポリタン仙台イースト」の開業を控える。JR東日本仙台支社の松木茂支社長は「この東西自由通路を挟んだ駅の設備、商業施設、ホテルが全て完成し、仙台、そして東北の玄関口が完成する。ご利用いただくお客さまには長い間ご不便ご不自由をお掛けしたが、引き続きご理解たまわれば」と呼び掛ける。
営業時間は店舗により異なる。