仙台駅前の複合商業施設「アエル」(仙台市青葉区中央1)の丸善仙台アエル店1階ギャラリーで3月1日、「2017仙台市工芸展」が始まった。主催は仙台市と仙台観光国際協会。
仙台・宮城の歴史と伝統に育まれた優れた民工芸品を一堂に展示・販売する同展。パート1(7日まで)とパート2(8日~14日)の2週に分かれ、仙台箪笥(たんす)、陶器、染め物、ガラス製品など12社が出店する。
出店者は、パート1=「仙台照井」(ジュエリー・表装画)、「壱文仙台焼」、「台ヶ森焼」(以上、陶器)、「名取屋染工場」(布・染色)、「陸前打刃物製作所」(陸前刃物)、「アートライフストア 杜(もり)の工房」(装飾品)、「アートスペースK'z」(ガラス製品)。パート2=「堤焼乾馬窯」(陶器)、「NTF日本手づくりネクタイ」(手作りネクタイ)、「みちのく工芸」(仙台箪笥)、「埋もれ木細工」(木工品)、「海馬 Glass Works」(ガラス製品)。
仙台市の伝統工芸を体感できるイベント「AER工芸ウィーク」も同時開催。同館1階アトリウムに民工芸品や雑貨・スーツなどの販売ブース(10時~19時、火曜は17時まで)を設けるほか、「秋保工芸の里」の工人作品を展示。期間中の土曜・日曜(12時~17時)には、こけしや仙台箪笥の工人による制作体験(有料)・実演も行う。
「市民の方には地元の手仕事の素晴らしさを再認識していただき、市外・県外の方には仙台の工芸品の良さや魅力を知っていただくきっかけになれば」と同展担当者。「気軽に来場いただき、世界に誇る仙台・宮城の工芸品に触れていただきたい。そして、お気に入りのものを見つけてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~21時(日曜は20時まで、火曜は17時まで)。今月14日まで。期間中、同館2階の「ホシヤマ珈琲(コーヒー)店アエル店」と「スターバックスコーヒー」の店内にも工芸品を展示する。