MOVIX仙台(仙台市太白区長町7)で2月12日、映画「キセキ ーあの日のソビトー」の最終舞台あいさつが行われ、ダブル主演を務める松坂桃李さん、菅田将暉さんらが登場した。
同作は、福島県で結成された男性4人組ボーカルグループ「GReeeeN」の楽曲「キセキ」の誕生エピソードを基にした青春ドラマ。「歯医者と歌手」という異色の組み合わせで夢を全力で追い掛ける兄弟とその家族、仲間たちの青春を描く。
音楽の道に限界を感じながら弟の才能に夢を託す兄のジン役を松坂桃李さん、歯科医師を目指しながらも仲間と作り上げる音楽の楽しさに魅了されていく弟のヒデ役を菅田将暉さんが演じる。そのほかの出演者は、忽那汐里さん、平祐奈さん、横浜流星さん、成田凌さん、杉野遥亮さん、早織さんなど。菅田さんら4人は「グリーンボーイズ」名義でCDデビューも果たした。
今回の舞台あいさつは、一般の投票により選ぶ「劇場に松坂桃李・菅田将暉を呼ぼう!キセキを呼ぼうキャンペーン」(2016年12月23日~2017年1月27日)の結果で実施されたもの。同館は計28万票のうち4万5309票と全国124会場の中で最多得票を集めた。
当日は松坂さん、菅田さんのほか、ナビ役の横浜流星さん、クニ役の成田凌さん、ソウ役の杉野遥亮さんと兼重淳監督が来仙。観客がGReeeeNの楽曲「道」を合唱して迎える中、松坂さんらも歌いながら客席の間を通って舞台に上がった。
明るい緑色のスーツを着て登壇した菅田さんは「今日はグリーンじゃなくて『ずんだカラー』のずんだまさき」と言って観客を沸かせ、仙台で飲んだ「ずんだシェイク」が「芸名を変えようと思うほどおいしかった」というエピソードを披露。「グリーンボーイズとして『道』を歌いたいと言っていて、今日初めてみんなで歌えた」と笑顔を見せる。松坂さんは「たくさん皆さんの支えで、最後に仙台で舞台あいさつできたことを本当にうれしく思っている」と感謝した。
イベントには、ご当地戦国武将キャラクター「独眼竜ねこまさむね」も登場。さらなる大ヒットを祈願し、「触れると奇跡が起こる」という刀でキャストに「奇跡」を注入した。
映画は同館のほか、TOHOシネマズ仙台、イオンシネマ石巻、イオンシネマ名取で上映している。