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仙台市博物館で企画展「キャラクター大集合」 動物や神様、お化けも

会場の様子。「水滸伝」に登場する豪傑たち108人の意外な姿を歌川国芳が描いた浮世絵も

会場の様子。「水滸伝」に登場する豪傑たち108人の意外な姿を歌川国芳が描いた浮世絵も

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 仙台市博物館(仙台市青葉区川内、TEL 022-225-3074)で現在、企画展「イチ押し収蔵品 主役・わき役キャラクター大集合!-ゆかい★ほのぼの★お化けも登場-」が開催されている。

あそびが大好きなネコたち

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 江戸時代の浮世絵をはじめ、絵画や工芸品などに描かれた個性豊かなキャラクターに注目した同展。同館の収蔵品約120件の中から、「人物」「動物」「神様」などがユニークに表現された資料をよりすぐり紹介する。

 「キャラクターとは、人の特徴や個性、時には舞台の役柄などを表す言葉。現在の私たちはさまざまなメディアを通じて人気のキャラクターを目にするが、実は昔の人たちも、こうしたキャラクターが大好きだった」と同展担当者。「例えば江戸時代に広まった物語や歌舞伎には、主役はもちろん、悪役・脇役に至るまで魅力的なキャラクターが数多く登場し、強くてかっこいい人物だけではなく、個性的な登場人物たちが物語の挿絵や浮世絵などに描かれ人気を博した」と解説する。

 会場内は5つのテーマで構成。身近な動物や想像上の動物が表現された絵画や工芸品を紹介する「おもしろ動物園」、影絵や宴会芸などの面白いポーズやしぐさ、遊ぶ子どもたちなどに注目した「何をしている人?」、七福神や鍾馗(しょうき)など不思議な力を持った神様を展示する「ふしぎな力」、金太郎や南総里見八犬伝、三国志や西遊記など、現在もよく知られている物語の絵画を中心に紹介する「物語の主役・わき役」、東海道四谷怪談のお岩さんや皿屋敷のお菊さん、妖怪などを展示する「こわい?お化けと妖怪」。

 「ほのぼのとした雰囲気の動物や、無邪気に遊ぶ子ども、愉快な表情の福の神など、印象的なキャラクターがたくさん登場している。かわいいものから、思わずくすっと笑ってしまうものまで盛りだくさん。会場の最後には、お化けや妖怪たちも登場する」と同担当者。「子どもから大人まで、さまざまな方に楽しんでいただける展覧会。昔の人が想像をしたり楽しんだりしながら表現してきたキャラクターたちに会いに来ていただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時45分(入館は30分前まで)。月曜、8月12日休館。観覧料は、一般・大学生=400円、高校生=200円、小・中学生=100円。今月28日まで。期間中は、会場出口で「お気に入りキャラクター総選挙」を実施している。

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