テレビ東京系で8月3日、スペシャルドラマ「孤独のグルメスペシャル!真夏の東北・宮城出張編」が放送される。
原作・久住昌之さん、作画・谷口ジローさんによる同名のグルメ漫画を映像化した「孤独のグルメ」は、雑貨輸入商を営む主人公が仕事の合間に立ち寄った店で独り食事をする様子を描くグルメドキュメンタリードラマ。2012年に初めてドラマ化され、昨年10月クールに放送された「Season5」ではシリーズ最高視聴率を記録。今年の元日には「孤独のグルメお正月スペシャル~真冬の北海道・旭川出張編」を放送し、好評を博した。
今回の「真夏の東北・宮城出張編」では、松重豊さん演じる主人公・井之頭五郎が1泊2日の出張で宮城を訪れ、仙台市と女川町でさまざまな人と出会い、3軒の食事所で名物料理や特産品を生かした料理を堪能する。ゲストとして、向井理さん、渡辺いっけいさん、でんでんさん、余貴美子さんが出演。昨年12月に開業した女川駅前のテナント型商店街「シーパルピア女川」が主要な舞台となる。
「半年のインターバルを経て再び井之頭五郎を演じ、『このドラマは食べなきゃいけなかったんだな』と改めて思い出した」という松重さん。宮城の沿岸部には震災後初めて足を踏み入れたといい、「本当に生々しい傷跡がまだ残っていて、その場所で暮らしている人たちがいる。その人たちが作ってくれた料理は本当においしかった」と振り返る。「『孤独のグルメ』というタイトルのドラマだが、孤独ではなく、三陸の人たちと幸せな思いを共有できた。『食べに来て』という現地の人たちの思いをドラマで代弁したい」とも。
仙台エリアでは後日、仙台放送で放送予定。