仙台市青葉区の勾当台公園で7月14日、ベルギービールの祭典「ベルギービールウィークエンド仙台」が始まった。

勾当台公園に設けられた会場の様子

　168のビール醸造所で1500種類以上のビールが造られているベルギー。毎年9月の第1週末には、首都ブリュッセルの世界遺産「グランプラス広場」でビールの祭典「ベルギービールウィークエンド」が開催されている。

　2010年から日本国内でも開かれるようになり、今年は4月27日の名古屋を皮切りに、福岡・横浜・金沢・大阪・札幌・仙台・東京の全国8都市で展開。仙台での開催は3年目で、5日間で約1万2000人の来場を見込む。

　会場にはスタンディング席のほか、すのこやコンテナを使ったテーブル席を用意。公園の緑を間近にビールを楽しめるBARゾーンや、特定のビールを購入すると利用できるラウンジ席も設ける。特設ステージではベルギーのミュージシャンによるライブなどを展開する。

　すっきりした喉越しの良い「ピルスナー」、フルーティーでスパイシーな「ホワイト・ビール」、修道院内に醸造所を持つトラピスト会の修道院で造られる「トラピスト・ビール」、野生酵母で自然発酵させる「ランビック・ビール」、フレッシュでフルーティーな味わいの「フルーツ・ビール」、ホップの香りが豊かで苦味の強い「IPA」など、11タイプ88種類（うち42種類が初登場）をラインアップ。一部は日や時間により異なるビールを販売する「BBW Boutique」ブースでの提供となる。

　フードは、2種類のソースセット（アンダルーズソース・トリュフマヨネーズ・ハニーマスタード、またはチーズソース・カレーケチャップ・タルタルソース）を選べるフリッツをはじめ、エビのフリット、グリルソーセージ、グリルベーコン、フライドチキン、ベルギーワッフルなどを販売する。

　同実行委員会担当者は「日本・ベルギー友好150周年を祝って、ベルギーのビール、料理、文化を丸ごと体験し、魅力を再発見していただければ」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は16時～21時（土曜・日曜・祝日は11時～）。チケット制で、スターターセット（オリジナルグラス1個、飲食用コイン11枚）は3,100円、追加コインは5枚1,050円。グラスは持ち帰りできる。今月18日まで。