仙台空港(宮城県名取市)とソウル・仁川空港(韓国)を結ぶ国際定期便が6月28日より、週7往復に増便する。
運航航空会社のアシアナ航空(韓国)と仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が30日、発表した。現在週4往復で運航している同路線を、韓国からの東北観光などの需要の増加を受け、デーリー運航に拡大する。仙台~ソウル線は1990年、東北の空港を発着する初めての国際定期路線として週3往復で開設。その後の航空需要の変化や東日本大震災の影響などで、幾度か就航便数の増減や一時運休を行っているが、現行の週4往復の運航は2013年9月から継続している。
仙台空港は国が管理する国内空港初の正式民営化を7月に控え、国際線の就航便数が回復・増加傾向にある。旺盛な訪日観光需要に合わせて、同空港の機能・旅客サービス施設の拡充や、従来より柔軟な新規就航の受け入れ態勢の整備などが理由で、今後も東北最大の国際空港としてさらなる路線拡充が期待されている。
同空港の年間旅客数は約300万人で、うち国際線利用者は約15万人。(取材協力=みんなの空港新聞)