仙台市地下鉄東西線・荒井駅前のベーカリー「THE BREAD BAR(ザ ブレッド バー)」(仙台市若林区荒井字東、TEL 022-702-0356)がオープンして3カ月がたった。
「ご飯のように毎日食べたい、おいしくヘルシーなパン」をテーマにした同店。有名ブーランジェリー「メゾンカイザー」や「ゴントラン シェリエ」で修業を積んだ店主の沼田雅子さんが、東西線開業日の昨年12月6日にオープンした。店舗面積は工房含み約8坪。
同店のパンは、ヨーロッパの伝統的な製法をベースに、液体天然酵母(ルヴァンリキッド)を使い、低温で長時間発酵させ焼き上げるのが特徴。「一晩かけてゆっくりと熟成させることで、小麦のうま味と香りがしっかりと引き出され、とても味わい深いパンになる」(沼田さん)という。
バゲットやカンパーニュなどのハード系パンを中心に、デニッシュなどのビエノワズリーや、食パン、総菜パンなど常時30種類を用意。価格は1個135円~。クレームブリュレ(200円)やブラウニー(250円)、季節のフルーツを使ったケーキなども販売する。
中でも沼田さんのお薦めはバゲットや食パンで、「プレーンなパンのおいしさを伝えたい」という。「トーストしてバターやジャムと一緒に、具材を挟んでサンドイッチに、スープや料理と一緒に、コーヒーやお酒のお供にと、さまざまなシーンで食卓にパンが上ってほしいという思いを込めて焼き上げている」
客単価は700円~900円。近隣に住む主婦や家族連れ、会社員や年配者などが利用。リピーターも多く、早ければ14時ごろ完売になることも。「おいしかったからまた買いに来たという声を頂くと本当にうれしい。地域の方々に、ここにパン屋があってよかった、おいしいパン屋のそばに住んでいて幸せと少しでも思ってもらえる店にしたい」と沼田さん。
営業時間は10時~19時(パンがなくなり次第終了)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。