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仙台市天文台で「宇宙兄弟展」 直筆原画200点や制作資料、ロケット模型も

会場を全6章で構成する「宇宙兄弟展」。「第1章 子ども時代、宇宙への憧れ」からスタート

会場を全6章で構成する「宇宙兄弟展」。「第1章 子ども時代、宇宙への憧れ」からスタート

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 仙台市天文台(仙台市青葉区錦ケ丘9)加藤・小坂ホールで7月4日、企画展「宇宙兄弟展」が始まった。

雑誌・コミックの表紙などのカラーイラスト

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 「宇宙兄弟」は、宇宙飛行士を目指す兄弟の成長を描いた小山宙哉さん原作の作品。2008年に漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載を開始し、2011年には小学館漫画賞・講談社漫画賞、2014年には第18回手塚治虫文化賞読者賞を受けた。これまでの累計発行部数は1400万部を超える。2012年にはテレビアニメの放送も始まり、同年には実写映画化、2014年にはアニメ映画「宇宙兄弟#0」が公開された。

 小山さんの「展示を通じて子どもたちに宇宙に興味を持ってもらいたい」という思いを形にしようと企画した同展。昨年5月の東京会場を皮切りに、京都・福岡・宮城・秋田を巡回し、宮城では約2カ月間で延べ4万人の動員を見込む。

 会場内は、「第1章 子ども時代、宇宙への憧れ」「第2章 宇宙飛行士を目指して」「第3章 月面着陸」「第4章 それぞれの絆」「第5章 カラー原画、漫画・アニメ資料」「第6章 APO特集」で構成する。

 小山さん直筆の原画約200点をはじめ、コミックの表紙・裏表紙や雑誌「モーニング」の表紙に使われたカラーイラスト原画、テレビアニメの絵コンテや設定画、アニメ映画の絵コンテ、小山さんの構想メモやネタ元の取材写真などを展示。宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借用したロケットの模型や宇宙服のレプリカなど、宇宙関連資料も展示する。

 開催初日から、20~30代の作品ファンを中心ににぎわいを見せ、夏休み期間は親子連れの来場を見込む。同施設広報担当者は「ぜひ家族皆さまで来場いただき、作品の世界観と宇宙の魅力を存分にお楽しみいただければ」と呼び掛ける。「会場内は全て撮影OKなので、記念撮影をしたりSNSに投稿したり、思い思いに楽しんでいただければ」とも。

 開催時間は9時~17時(土曜は21時30分まで、最終入場は閉館1時間前まで)。7月8日・15日、8月26日休館。入場料金は、一般=1,200円、高校生=900円、小学生・中学生=400円。同作のアニメで声優を務める平田広明さんとKENNさんによる音声ガイド(600円)も用意する。8月30日まで。

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