3月9日は「サンキューアートの日」-仙台でも各地でイベント開催

仙台市内の各地で「サンキューアートの日」関連の企画が開催された。写真は青葉区のアトリエ「タチマチ道場」で開催された「タノニマス スウィーツ」の模様

仙台市内の各地で「サンキューアートの日」関連の企画が開催された。写真は青葉区のアトリエ「タチマチ道場」で開催された「タノニマス スウィーツ」の模様

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 全国各地で開催されたアートプロジェクト「Thank you @RT(サンキューアート)の日」の関連企画が3月9日、仙台市内でも行われた。

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 同プロジェクトは、アーティスト・開発好明さんが2001年に始めた「3月9日をアートの日にしよう」というプロジェクトで、今年で8回目を迎える。プロジェクトの趣旨に賛同した全国の美術館やアートスペースなどで、アートの日にちなんだサービスやイベントを開催。アメリカ、イギリス、ドイツなど海外からも賛同の声や参加者が増え、年々広がりを見せている。

 「ZON版画工房」(宮城野区原町5)では、版画を利用したオリジナルエコバック制作のワークショップを開催。工房を主宰する版画家・岡沢幸さんは「アートに関連した新しい記念日を日本から世界に広げていこうという理念に共感し、それに少しでも自分の活動が役に立てばと思った。『アート』とひとくくりで言うと難しく考える人もいるが、こうした記念日が一般の方にとって新しいアートの入り口になれば」と話す。

 青葉区の美術カフェ「PICNICA(ピクニカ)」(青葉区一番町1)では、同3日から油彩画展「ヨルヤスミ」を開催中の画家・鈴木昭一郎さんが、プレゼント付きのクイズイベントを実施。鈴木さんは「イベント開催側にとっても来場者にとっても、楽しいアートの時間を共有できる身近なツールで、アートを活性化させる素晴らしい概念だと思う。今後は活動内容を具体的な記録として残すような動きがあると、より充実感や共有化が図られるのでは」という。鈴木さんの個展は16日まで。

 美術家・タノタイガさんのアトリエ「タチマチ道場」(青葉区立町)では、アトリエ開きを兼ねて特別企画「タノニマス スウィーツ」を開催。「タノタイガの顔をおもちゃにしてスイーツを作ろう」というコンセプトで、参加者は顔型のプリンやゼリーにデコレーションを施してスイーツ作りを楽しんだ。同プロジェクトに4回目の参加となるタノタイガさんは、「今回は、知らない人同士がアートに関わりながらコミュニケーションを取れるものにしたかった。こうしたアートイベントを通じて、たくさんの人が気を張らずに楽しく参加してくれれば」と期待を寄せる。

サンキューアートの日ZON版画工房PICNICAtaigart.com

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