せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)6階ギャラリーで現在、スペインの建築家アントニ・ガウディと漫画家・井上雄彦さんのコラボレーション展「ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」が開催されている。
「サグラダ・ファミリア」「グエル公園」「カサ・ミラ、カサ・バトリョ」などで知られるスペインの建築家アントニ・ガウディと、「スラムダンク」「バガボンド」「リアル」などの作品で人気を集める漫画家・井上雄彦さん。同展は「2013‐2014日本スペイン交流400周年」を記念する特別文化事業として企画され、昨年7月の東京を皮切りに金沢・長崎・神戸を巡回し、仙台は最終会場となる。
会場内はガウディの生涯を「1章 トネット少年、バルセロナのガウディへ」「2章 建築家ガウディ、誕生」「3章 ガウディの魂-サグラダ・ファミリア」の3章で構成。自筆のスケッチ、図面、大型建築模型、デザインした家具など貴重な資料約100点を紹介すると共に、井上さんがガウディの人間像や世界観を表現した描き下ろし作品約40点を展示する。
連日、建築愛好家や井上さんファンをはじめ、建築やデザインを学ぶ学生、親子連れなど幅広い層が来場し、一つ一つ食い入るようにじっくりと鑑賞している。同展担当者は「異なるジャンルで日西を代表する2人のアーティストによる時空を超えたコラボレーション。2つの側面からガウディのインスピレーションと創造の種を探ることで起こる化学反応をご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(金曜・土曜は19時まで、入場は30分前まで)。観覧料金は、一般=1,300円、学生=1,000円、高校生=800円、中学生以下無料。6月25日は休館。7月12日まで。