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仙台パルコで「ナンシー関 消しゴムの鬼」展 はんこ800点、コラム傑作選など

会場の様子。ドットの代わりに小さなミッキー安川の消しゴムはんこを押したロイ・リキテンスタイン風の作品も

会場の様子。ドットの代わりに小さなミッキー安川の消しゴムはんこを押したロイ・リキテンスタイン風の作品も

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 仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)5階・スペース5で5月2日から、企画展「顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼」が開かれる。

800個の消しゴムはんこ

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 ナンシー関さん(1962~2002)は青森県生まれの消しゴム版画家・コラムニスト。法政大学在学中に消しゴムではんこを彫り始め、「丁稚シリーズ十連作」がコラムニストのえのきどいちろうさんの目に留まり、1984(昭和59)年に消しゴム版画家としてデビュー。当時「ホットドッグ・プレス」編集者だったいとうせいこうさんに「ナンシー」と名付けられ、同誌の読者投稿ページでコラム連載をスタートした。39歳で逝去するまで、彫った消しゴム版画の数は5000点を超える。

 会場内では「ベストオブ生ハンコ」と題し、ナンシーさんの消しゴムはんこ約800個を展示。ほぼ全著作となる約80冊を一堂に集めた「ナンシー本全員集合」、1985年~2002年に書かれたコラムから放送作家・町田広美さんが選んだ「年月を経てその見破りがどれほど的確だったか分かる傑作」を紹介する「ナンシーテレビ&ナンシー事件簿」、ドレスや靴にはんこを押した「顔面雑貨」の数々を展示する「ナンシー遊戯室」、仕事道具や録りためていたビデオやカセットテープなど貴重な資料を展示する「思い出のナンシー」も。

 4階エスカレーター脇のグッズショップでは、ナンシーさんの著書をはじめ、Tシャツやバッグ、雑貨などを販売する。「おじさんマスキングテープ1巻パック」(各248円)、「ナンシー関の女子學生手帳」(各680円)、「ナンシー関 新作てぬぐい」(各1,404円)、「顔面遊園地 オリジナルTシャツ」「顔面遊園地 オリジナルサコッシュ」(以上、各3,240円)など。同展の図録的書籍「ナンシー関 原寸大!生ハンコ集」も先行販売する。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時閉場、入場は閉場30分前まで)。入場料は300円(小学生以下無料)。今月17日まで。

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