仙台市青葉区の錦町公園で6月6日、ビールの祭典「東北オクトーバーフェスト」が始まった。主催はオクトーバーフェスト実行委員会。

各ブルワリーのブースが並ぶ

　会場中央と入り口付近に2台の大型テントを設置し、テント席とオープン席合わせて約1000席を用意する。会場両側には販売ブースを設け、ビールやフードを販売。昨年の経験を踏まえ、「雨でも地面がぬかるまないように、買い物しやすいように」（実行委員会担当者）と、通路にはプレートを設置した。

　ビールは、同イベント定番の「エルディンガー ヴァイスビア」「ケストリッツァー シュヴァルツビア」「ケーニッヒ・ルードヴィッヒ ヴァイスビア ヘル」、初登場の「ヴァイエンシュテファン ヴィトゥス」「パウラーナー サルバトーレ」、富士桜高原麦酒の「FHBシュヴァルツヴァイツェン」など、ドイツの銘柄を中心に約40種類をそろえる。価格帯は300ミリリットル＝800円～1,100円、500ミリリットル＝1,100円～2,000円。

　フードはドイツの郷土料理など50種類以上。「プレッツェル」「ザワークラウト」（以上400円）、「ジャーマンポテト」（500円）、「ドイツ風プレミアムドック」（900円）、「アイスバイン」（1,300円）、「牛肉のヴァイツェンビール煮」（1,800円）、「ジャーマンプレート」（2,000円）など。「カップマフィン デュオ」（600円）、「アイスワッフル・チョコレートソース」（700円）などスイーツも用意する。

　開催前日の6月5日、仙台管区気象台は東北南部の梅雨入りを発表。「天気も良く暑い日が続いていたので『暑い中でおいしいビールを』と言いたかったが梅雨入りしてしまった。会場には大きなテントを用意しているので、雨でもぜひ来場いただきたい」と同担当者。

　最初の週末は連日雨に見舞われたが、それでも会場にはビール好きが続々と訪れにぎわいを見せた。「東北会場は都内の会場に比べて一体感があると毎年感じる。皆さんの熱気で雨にも負けずに会場を熱くして、今年も仙台らしい雰囲気で盛り上がってもらえれば」と呼び掛ける。

　開催時間は16時～21時（土曜・日曜は11時～）。今月15日まで。