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仙台市博物館で企画展「おもしろびじゅつワンダーランド」-古美術を五感で体感

大型タッチパネルディスプレーに表示された「花下遊楽図屏風」を拡大して「お花見グッズ」を探すコーナー

大型タッチパネルディスプレーに表示された「花下遊楽図屏風」を拡大して「お花見グッズ」を探すコーナー

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 仙台市博物館(仙台市青葉区川内、TEL 022-225-3074)で現在、企画展「サントリー美術館 おもしろびじゅつワンダーランド in 東北」が開かれている。

「ネズミだって宴会大好き!」コーナー

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 サントリーグループが東日本大震災復興支援活動の一環として、サントリー美術館(東京都港区)で2012年夏に開催した展示を基に構成する同展。「花見」「にぎわい」「吉祥文様」をテーマに、デジタル技術やアナログ手法を活用した体験型の展示を行う。展示作品は、同館が所蔵する屏風(びょうぶ)や陶磁器など、室町~江戸時代に作られた日本美術品約45点。

 会場は6つのコーナーで構成。花見を描いた桃山時代の屏風「花下遊楽図屏風」をタッチパネルで拡大できる「お花見グッズを探せ!」、室町時代に描かれた「鼠草子絵巻」のせりふに当たる詞書の部分を現代語訳に変えられる「ネズミだって宴会大好き!」、タブレットで花や組みひもなど鍋島焼のモチーフを自由に組み合わせて「マイ鍋島」をデザインする「鍋島のデザインに挑戦!」など。

 ゴールデンウイーク中は家族連れや観光客などで連日にぎわいを見せた。同展担当者は「難しいと思われがちな日本の古美術品の魅力を、子どもから大人まで五感で体験・体感・発見いただける、まさに日本美術のテーマパーク。楽しんでもらうことで、美術に興味をもってもらうきっかけになれば」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時45分(入館は16時15分まで)。月曜休館。観覧料は、一般・大学生=600円、高校生=300円(中学生以下無料)。6月1日まで。期間中、記念講演会「なるほどびじゅつ講座-吉祥文様のルーツを探る」(17日)、親子向けワークショップ「屏風をつくろう」(31日)などの関連イベントも行う。

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