スターバックス コーヒー ジャパン（東京都渋谷区）は12月14日・15日、「SENDAI光のページェント」の会場となっている勾当台公園（仙台市青葉区）でサンプリングイベントを実施した。

　イベントでは店舗と同じ設備を備えたバス型の車「スターバックス号」が勾当台公園に登場。仙台や盛岡、秋田、郡山、福島の店舗から集結したバリスタが、同社のクリスマス期間限定メニュー「ジンジャーブレッド ラテ」を2日間で約3,500人に振る舞った。

　15日には同会場に全長10メートルのハマーリムジンを赤くラッピングした「Cheer Pass号」が乗り入れ、子どもたちが車体に絵やメッセージを描く「キッズペインティング」を開催。同社マーケティング本部の内田陽子さんは「普段、車にイラストを描ける機会というのはないので、子どもたちへはいつもと異なる体験が、親御さんへは子どもたちの描いたイラストや笑顔がプレゼントになったのでは」と話す。

　同イベントは、事前に市内の店舗と幼稚園に告知された。それでも「子どもがたくさん集まるかどうか、集まってもなかなか描くのをためらうのではないかと心配していた」（内田さん）というが、140人の子どもたちが参加して車体の左側面はイラストで埋まった。同車両は今後、札幌、横浜、東京を巡回し、ペインティングの様子は同社ウェブサイトで12月下旬から公開予定。

　同社では近年、こうした地域との交流を積極的に展開し、「SENDAI光のページェント」ではゴミ拾いボランティアにも参加。「各店舗と地域とのつながりを大事にしていきたいと考えている。これからも地域を代表するイベントにさまざまな形で参加させていただき、一緒に盛り上げていければ」（内田さん）と話している。

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