ポーラ(東京都品川区)が11月11日に発表した「ニッポン美肌県グランプリ2013」で、宮城県が6位にランクインした。
同社が昨年から「いい皮膚の日(11月12日)」に合わせて発表している同グランプリ。「肌の状態は生活スタイルだけではなく、住んでいる地域の環境状況による影響もある。全国各地域の肌の傾向を見ていただき、お手入れのきっかけになれば」(同社宣伝担当者)。
2012年10月~2013年9月の期間中、「ポーラ ザ ビューティ」店頭やサロンなどで同社のスキンチェックを受けた女性69万8591人を対象に肌データを調査。都道府県別に集計し、6部門に分けて解析・偏差値化してランキング形式にまとめた。宮城で調査に参加したのは4644人。
グランプリには昨年に続いて島根県が輝いた。宮城県は昨年の7位から1ランクアップ。部門別のランキングは、シワができにくい=7位、ニキビができにくい=7位、肌がうるおっている=12位、シミができにくい=12位、キメが整っている=13位、角層細胞が整っている=19位。トータルの美肌偏差値は61.7。季節別調査では、春2位、夏5位という結果だった。
「宮城県は日照時間が少なく紫外線の影響は少ない地域だが、降水量が少なく気温も低いなど、あまり良い気象環境ではない」と同担当者。「睡眠不足・運動不足・喫煙がなく、体調や生活習慣が良く、ホリスティックやメンタル面が非常に良い状態の方が多かった。環境条件に美容意識が勝った方が多かったのでは」と推測する。
同担当者は「冬は肌の潤いと関係している水蒸気密度が低下するので肌の水分が奪われがち。宮城は寒い地域なので、特に潤いを逃がさないようにクリームたっぷり塗っていただいたり、適度なマッサージを行っていただいたり、湯船に漬かってよく身体温めたりと、保湿ケアを行うことが重要。環境に負けず今の状態を保っていただければ」と呼び掛ける。