東北電力グリーンプラザ(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-225-2969)アクアホールで10月1日、「東北イラストレーターズクラブ展」が始まった。
東北を拠点に活動するイラストレーターの団体「東北イラストレーターズクラブ」が毎年開催する同展。18回目となる今年は「紙とエンピツ」をテーマに、18人のイラストレーターによる作品を展示する。
キャッチコピーは「地味じゃないのよエンピツは」。「普段は絵の具やコンピューターなど、さまざまな道具を駆使して作品を作っているが、今回は『描く』という行為そのものの楽しさに立ち返り、あえて使う画材を鉛筆のみとした」(同展実行委員会担当者)。
画用紙や新聞などに鉛筆で描いた作品を展示し、コメントと共に制作時に使った鉛筆も紹介する。携帯電話やデジタルカメラで見ると動く仕掛け作品、スリットアニメーション、ストーリー調の作品も。
開催初日からイラスト好きの女性や美術系の学生、会社員、カップル、親子連れなど幅広い層が来場。同担当者は「通常は下書きやデッサンで利用されることが多く、地味で真面目な印象を持たれがちの鉛筆だが、工夫次第で他にも劣らない魅力的な画材となる。鉛筆の面白さと奥深さをお楽しみいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月5日まで。最終日には参加イラストレーターらが来場者とともに「お絵描き」を行う交流イベントも予定する。