イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は8月1日、東北初の大型ストアとなる「IKEA(イケア)仙台」(仙台市太白区あすと長町16街区)を着工した。
スウェーデン発祥で、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアに約300店舗を展開する世界最大の家具・インテリアチェーン「IKEA」。日本では千葉・神奈川・埼玉・兵庫・大阪・福岡の6店舗を展開し、2014年春には東京初となるストア「イケア立川」の開業を予定する。
東日本大震災の発生直後から「一日も早く、多くの方たちの安心した生活基盤の構築を願い」、被災者支援活動を行ってきた同社。2011年9月には長期生活支援対策の一環として、泉区に東北初となる「イケア仙台ミニショップ」を開設した。
「現在展開しているミニショップは、震災後少しでも早く生活用品を供給するためにオープンした経緯があり、イケア仙台も同様の思いがある」と同社PRチーム担当者。「地域の皆さまには、ぜひオープンを楽しみにしていただければ」とコメントする。
建物は、地上3階、地下1階建て。敷地面積は約2万9655平方メートル、ストア面積は約2万8855平方メートル、売り場面積は約1万6723平方メートル。約460席のレストランを併設するほか、約700台の駐車場も用意する。
商品のラインアップは、食器・調理器具・テキスタイル・生活雑貨・照明器具・大型家具など約7500品目を予定。既存のストアと同じ品ぞろえで、現在のミニショップに比べて大型家具が充実する。
開業は2014年秋を予定し、現在営業中の「イケア仙台ミニショップ」は来春閉店予定。従業員は「イケア仙台」に引き継ぐ方針で、合わせて約250人の雇用を見込む。