クラシック音楽の祭典「仙台クラシックフェスティバル」のチケットが7月19日から一般販売されている。開催期間は10月4日~6日。
「クラシック音楽の普及と聴衆の拡大」「音楽を介した交流の促進」などを目的に2006年から毎年開催されている同イベント。「せんくら」の愛称で市民に親しまれ、秋の風物詩として定着。昨年は3日間で延べ3万2000人を動員した。
8回目を迎える今年は4施設10ホールを会場にした83の有料公演と、市街地や地下鉄駅構内での無料コンサートを展開。有料公演の会場は、「日立システムズホール仙台(青年文化センター)」(青葉区旭ヶ丘3)、「イズミティ21」(泉区泉中央2)、「エル・パーク仙台」(一番町4)、「太白区文化センター」(太白区長町5)。
昨年と同じく「音楽とともに、前へ 仙台」をテーマに掲げた。「東日本大震災発生後、仙台・宮城には国内外から音楽の力による復興を願うたくさんの支援の手が差し伸べられ、『音楽の力』の偉大さを実感した。復興への長い道のりの中の数日間、今年も『せんくら』に集結する音楽の力で人と街に喜びと感動と元気をもたらしたい」(同事務局担当者)
主な出演者は以下の通り。バイオリン=川畠成道さん、花井悠希さん、チェロ=長谷川陽子さん、ギター=鈴木大介さん、ピアノ=舘野泉さん、津田裕也さん、中園理沙さん、チェンバロ=曽根麻矢子さん、エレクトーン=神田将さん、フルート=高木綾子さん、サクソホン=須川展也さん、アンサンブル=1966カルテット、オーケストラ=仙台フィルハーモニー管弦楽団、声楽=市原愛さん、中鉢聡さん。
太白区文化センターを「吹奏楽の殿堂」と位置付け、ブラスを中心としたプログラムを展開するのが「今年の目玉企画」と同担当者。「エル・パーク仙台では子供向けの企画を多く用意するなど、幅広い年齢層の方に楽しんでいただける内容を用意している。ご家族皆さんで来場いただければ」と呼び掛ける。
各公演の時間は45分または60分。前売りチケット料金は1,000円・1,500円・2,000円の3種類で、公演により異なる。チケットぴあ、ローソンチケットにて販売。7月24日現在で既に4公演が売り切れとなっている。