日本パッケージデザイン協会(JPDA)は現在、10月に宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉)で開催される「JPDA パッケージデザイン展」の展示作品を公募している。
同協会は1960(昭和35)年に設立され、1981(昭和56)年に社団法人化。今年4月には公益社団法人化し、日本で唯一のパッケージデザインに関わる民間団体となる。
同時期に仙台で開催される同協会全国会議の連動企画として同展を企画。同協会の会員作品を展示する「創作-ニッポンのお土産展」、東北3県の商品デザインをパネルで紹介する「東北三県のお土産展」、今回公募対象となる「東北未来NOREN展」の3つを柱にした展示を予定する。
東北3県(宮城・岩手・福島)6社の実際の商品を対象に、新たなブランドイメージを作るパッケージデザインを募集。作品テーマは「ふるさとを包む」。テーマ商品は、宮城=木の屋石巻水産(石巻市)「鯨の大和煮」、きちみ製麺(白石市)「つりがね印の白石温麺」、岩手=三陸鉄道「県内メーカーコラボ日本酒セット」、しあわせ乳業「ヨーグルト」、福島=高砂屋商店「会津高砂屋 本丸」、みずほフーズ「ほんのりピーチ」。
対象は東北地域在住のデザイナーと学生。サイズは縦・横・奥行きとも30センチ以内で、つり下げ・壁掛け・生ものは不可。同協会のフミ・ササダ理事長は「商品ブランドの歴史や伝説を未来に継承し、革新するデザイン作品をお待ちしている」と応募を呼び掛ける。
出品無料。エントリー締め切りは7月8日。公式サイトの応募フォームから申し込む。