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宮城県美術館で特別展「絵本原画の世界」-「ぐりとぐら」など43作品320枚

宮城県美術館で開催中の「はじめての美術 絵本原画の世界」。4月28日、5月4日・11日には同館学芸員による展示解説も

宮城県美術館で開催中の「はじめての美術 絵本原画の世界」。4月28日、5月4日・11日には同館学芸員による展示解説も

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 宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉、TEL 022-221-2111)2階展示室で現在、特別展「はじめての美術 絵本原画の世界」が開かれている。

絵本好きの女性や親子連れなど幅広い層が来場

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 1998年から、福音館書店が発行する月刊絵本「こどものとも」の初期原画を中心に絵本原画のコレクション収集を行っている同館。現在のコレクション数は1万枚以上にも及ぶ。

 同展は2002年以来、11年ぶり2度目の開催。同館を皮切りに、名古屋市美術館(名古屋)、平塚市美術館(神奈川)、静岡市美術館(静岡)を巡回する。

 所蔵するコレクションの中から、ロングセラー絵本の原画を含む26作家・43タイトル・約320枚の絵本原画を展示。「ジオジオのかんむり」(中谷千代子・1960年)、「ぐりとぐら」(山脇百合子・1963年)、「しょうぼうじどうしゃ じぷた」(山本忠敬・1963年)、「ぞうくんのさんぽ」(なかのひろたか・1968年)、「おしゃべりなたまごやき」(長新太・1972年)、「こんとあき」(林明子・1989年)(以上全て福音館書店刊)など。

 「絵本は、子どもたちにとって初めての美術体験。それぞれの絵本原画の中に広がる世界をご覧いただくとともに、絵本原画ならではの工夫の凝らされた表現を楽しんでほしい」と同展担当者。「仙台にこれだけの絵本原画コレクションがあることを知っていただきたい。幅広い層の方に楽しんでいただける展示だと思うので、ぜひ来館いただければ」とも。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館(4月29日・5月6日は開館、4月30日・5月7日は休館)。観覧料は、一般=1,000円、学生=800円、小・中学生・高校生=300円。5月12日まで。

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