仙台の献血ルームが秋の風物詩「芋煮」-冬の血液不足に協力呼び掛け

この日施設を訪れた親子。献血後、振る舞われた芋煮とおにぎりを味わっていた

この日施設を訪れた親子。献血後、振る舞われた芋煮とおにぎりを味わっていた

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 一番町四丁目商店街の「杜の都献血ルームAOBA」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-738-9101)で11月21日、仙台名物・芋煮が振る舞われた。場所はTICビル6階。

「杜の都献血ルームAOBA」の休憩スペース

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 仙台駅前の「献血ルームアエル20」に続き、2009年にオープンした同施設。平日=30~40人、休日=80~90人が利用。30~40代を中心に会社員やOL・学生など幅広い層が訪れ、キッズルームを完備していることから子ども連れの主婦も多いという。

 同イベントは平日の利用増を目指し、仙台の秋の風物詩・芋煮会のシーズンに合わせて初めて企画。献血を終えた利用者に、赤十字奉仕団の女性たちが作った仙台風芋煮を振る舞った。

 高校生のころから献血しているという33歳の女性は「出産してからは久しぶりの献血。芋煮会があるとは知らなかったので驚いたが、お昼時だったのでうれしい」と話していた。子ども連れの26歳女性は「祖父が輸血を受けたことがあり、私も誰かのために貢献したいと思って始めた。子どもが生まれた後は、キッズルームがあると知ってこの施設を利用している」という。

 15時までの利用者は約50人。「近年は10~20代の若い方の献血者が増えているが、まだ血液は不足しており、特にこれからの寒い時期は風邪をひいたり体調を崩したりと献血者が減ってしまうので一番血液が不足する」と同施設担当者。「献血は痛い・怖いといったイメージをお持ちかもしれないが、ちょっとの勇気を出して、ぜひご協力を」と呼び掛ける。

 受け付け時間は、成分献血=10時~17時、全血献血=10時~17時30分。

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