イオン(千葉県千葉市)は11月1日、電子マネー「仙台・復興WAON」の発行を始めた。
イオンが2007年から展開する電子マネー「WAON」。イオン各店のほか、ファミリーマートやマクドナルド、吉野家、ビックカメラ、ヤマト運輸など全国約15万2000カ所で利用できる。利用金額の一部が地域活性化に利用される「ご当地WAON」も全国で展開し、今年5月には岩手・宮城・福島で被災した子どもたちの生活支援・就学支援のための基金に寄付する「東北復興WAON」も発売した。
同社は10月31日、「地域のニーズに迅速かつ適切に対応し、仙台市の一層の地域活性化及び市民サービスの向上に取り組むこと」を目的に、仙台市と「地域活性化包括連携協定」を締結。協定に基づき、震災復興支援、災害対策、地産地消の推進、商業・観光の振興など9項目について両者で協力し、継続的に取り組みを進めていくという。
「仙台・復興WAON」は、同協定の取り組みの第一歩として発行したもの。同カード利用金額の一部が仙台市への寄付金となり、震災復興に役立てられる。初年度の販売目標は3万枚。
発行手数料は1枚300円で、チャージ可能金額は上限5万円。東北6県の「イオン」「イオンスーパーセンター」、宮城県内の「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」、仙台市内「ミニストップ(一部店舗除く)」などで販売する。