キリンビール仙台工場(仙台市宮城野区港2)内のビアレストラン「キリンビアポート仙台」(TEL 022-387-7811)が営業を再開し、早くもにぎわいを見せている。
東日本大震災の津波で工場は最大2.5メートル浸水、ビール貯蔵タンク4本が倒壊する被害を受けた。レストランも30センチ浸水し、補修工事のため約7カ月間休業。11月3日、工場見学の再開に合わせて再オープンした。店舗面積は約150坪で、席数は164席。
ビールメニューは、「キリン一番搾り生ビール」「キリンラガービール」など6種類(グラス=300円、レギュラー=550円、ラージ=800円)。「シャンディガフ」「レッドアイ」「ライム&ビア」など8種類のビアカクテル(各450円)や、ハイボール・サワー・日本酒・焼酎・ワインなども用意。12月中旬までの期間限定で、岩手県遠野産のホップを使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」も提供する。
フードは、「ビールに合う」創作料理や焼き肉など約60種類。主なメニューは「ソーセージ盛り合わせ」(980円)、「ポートパエリア」(1,050円)、「1ポンドステーキ」(1,380円)、「さくさくエビのビールフリッター」(580円)、「牛肉のビール煮込み」(1,050円)など。ランチメニューや食べ飲み放題のパーティーコース(4,000円~、要予約)も。
ディナーの客単価は2,500円。営業再開後、昼は会社員や年配の夫婦、「ママ友」グループなど、夜は団体客などで連日にぎわいを見せている。「仙台港が近いこともあり、お客さまの足が遠のくのではないかと心配していたが、再開後も例年通りたくさんのお客さまに来店いただいており、うれしい気持ちでいっぱい」と柴田賢店長。「皆さまの温かい応援や励ましの声のおかげで再開できた。今まで以上に喜んでいただける店作りを目指したい」と意気込む。
営業時間は11時~22時。