仙台市青葉区に5月1日、クリエーターのためのサロンスペース「ゼロベース」(仙台市青葉区春日町、TEL 022-262-3356)がオープンした。
CMディレクターの菊地貴公さんが運営する同スペース。作品展示や商品開発・販売、ユーストリームでのライブ配信など「面白そうな思いつきを形にする場」として、菊地さんのオフィスの隣に開設した。施設面積は約25坪。「十数年前に家具店を開いていた時、偶然いろんなことが起きていくのが面白かった。いつしか、それをまたやりたいなと思うようになっていた」(菊地さん)
現在はオープニングとして、菊地さんが「支配人」を務めるタウン情報サイト「仙台デパートメント」の1周年写真展を開催中。同サイトの参加クリエーターのほか、サイトやツイッターで展示を知った市民などが訪れている。「派手な展示ではないが、興味のある人に集まってもらって展示を見ながらおしゃべりしてもらえれば」(同)。入場無料。開催時間は12時~17時。今月8日まで。
15日には、かつて菊地さんの下で仕事を学び「師弟関係」にあるという映像クリエーター・児玉裕一さんをゲストに迎えてトークショー「とっぴランナー」を開く。児玉さんの作品を上映しながら、「仙台だからこそ聞ける貴重な制作の裏話」などを行う予定。入場無料。開場14時30分、開演15時。
菊地さんは「何が起こっても大丈夫な場所にしたい。使い道を限定せず、どこにでも発信していければ」と話す。