仙台放送が実験的深夜番組「パイロットバーン」-タウン情報サイトとコラボ

恋にどん欲な女の子・芭蕉の辻ちゃんが「お持ち帰り」されるための極意をテークアウトグルメに学ぶ「お持ち帰りダヨ!人生は。」

恋にどん欲な女の子・芭蕉の辻ちゃんが「お持ち帰り」されるための極意をテークアウトグルメに学ぶ「お持ち帰りダヨ!人生は。」

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 仙台放送は7月31日深夜、仙台のクリエーターが手がける実験的番組「パイロットバーン」を放映する。

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 同番組を制作したのは、4月にオープンしたタウン情報サイト「仙台デパートメント」のメンバー。同サイトはデザイナー、カメラマン、スタイリスト、映像作家、ウェブデザイナー、ライター、ナレーター、モデルなど約70人が携わり、デパートをイメージしたサイト内でテキスト、写真、イラスト、映像、音声などを組み合わせた多彩なコンテンツを展開。同サイト支配人の菊地貴公さんは「検索ワードがスタッフの名前だらけになるなど、業界内注目度の高まりを感じている」と話す。

 今回、「地元クリエーターの支援」を形にしたいと考えていた同局が菊地さんに映像化を持ちかけ、サイトのテレビ番組化が決定。同局編成デスクで番組のプロデューサーを務める柴田渉さんは、「一緒に組んでみたいと考えた最大のポイントは『ものづくりのエネルギー』に満ちていること。とても自由で創作意欲に従順なところに、何だかこれはすごいなと感じた」と話す。

 今回放映するのは、主にサイトのコンテンツを再編集・再構成して制作したテレビ番組の「パイロット版」(お試し版)。放送内容は、仙台の料理人が「この世の最後に料理したい一皿」を語る「最後の晩餐(ばんさん)」、早朝のゴミ出し中の女の子にフォーカスを当てた「アサヒガール」、合コンで「お持ち帰り」してもらえない女の子がテークアウトグルメを研究する「お持ち帰りダヨ!人生は。」、ラブコメアニメ「杜の都でズーズーラブ」、オール仙台ロケドラマ「ポカリン」、女性モデルがリング上でスタイリングを競う未公開コンテンツ「モテファッション/バトルフィールド」など8本。

 「普段はテレビ以外の分野で活躍している方の発想でテレビを作るとどうなるのか、というところに想像以上の答えをもらった。企画自体はもちろん、映像の作り方や画面の構図などに、従来のテレビにとらわれない視点を感じた」と柴田さん。「今回の試みを通じて、テレビという発表の場ができたと思ってもらえればうれしいし、今後もそこを目がけて思い切り作品を作ってほしい。それが彼らの本業にもいい影響を与え、テレビのフィールドで働く人間にも刺激になってくれれば」と期待を寄せる。

 放送時間は25時50分~26時20分。

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