仙台市は4月19日、応急仮設住宅の建設目標数を1,000戸から2,500戸に改めたと発表した。
現在建設中のプレハブ住宅は、あすと長町38街区(太白区あすと長町3)233戸、荒井小学校前用地(若林区伊在東通)200戸、仙台港背後地6号公園(宮城野区中野田中)102戸の計535戸。早ければ今月末にも仙台市に引き渡される見通し。
市では「津波被害を受けた皆さまから、従前の住居により近い場所への建設のご要望を多くいただいたことを踏まえ」、宮城野区の鶴巻1丁目東公園、岡田西町公園、港南西公園、福田町南1丁目公園と若林区のニッペリア多目的広場の5カ所への計200戸程度のプレハブ住宅建設を宮城県に要請した。
さらに5月の着工を目指して、宮城野区の扇町1丁目グラウンド、扇町4丁目公園、若林区の仙台東高校グラウンド、七郷中央公園、卸町5丁目公園などを候補地として検討し、500戸程度の建設を追加要請する予定。4月・5月の着工で1,200戸程度のプレハブ住宅の確保を目指す。
「今後ともプレハブ住宅のさらなる確保に向けて、宮城県と連携を図りながら精力的に作業を進めていきたい」と奥山恵美子仙台市長。市ではほかにも、市営・県営住宅・JR東日本住宅などの既存施設を使用した仮設住宅も予定している。