JR線の運行と商業ビルの営業が再開し、仙台駅前がにぎわいを取り戻している。
JR仙石線あおば通~小鶴新田間が3月28日に運転を再開。それに伴い、震災以降立ち入り禁止となっていたJR仙台駅が一部利用可能となり、駅構内の立ち食いそば店「杜」やカフェ&ダイニング「オーダー」も店を開けた。この日から通行可能となったペデストリアンデッキや東西自由通路に人通りが戻った。
エスパル仙台店では25日に地下1階の「エスパルキッチン」、28日には同じく地下1階の「仙臺(だい)みやげ館」とレストラン街の一部店舗が営業再開。昼食や土産物を求める利用客の姿が見られた。当面の営業時間は11時~18時。
仙台パルコでは26日から「フラネ」「ナチュラルキッチン」「神楽坂まかないこすめ」「ロールマディ」「代官山シェ・リュイ」「ヒビヤカダンスタイル」など地下1階と1階の23店舗が営業(11時~17時)を始め、初日から1万2,000人が利用した。30日には8階まで営業フロアを拡大。時間も18時までに延長する。
そのほか、複合ビル「AER」の商業棟「ショップ&ワンダーアエル」は30店舗中28店舗で11時~15時、「仙台ロフト」も2階~5階で10時30分~16時の時間短縮営業を行っている。「イービーンズ」はまだ再開のめどが立っていない。
一方、仙台市北部・地下鉄泉中央駅前のファッションビル「セルバ」(泉区泉中央1)は今月30日から「食彩館」で営業を再開予定(11時~15時、4月1日からは17時まで)。他フロアについては見通しが立っていないが、「できるだけ早い復旧を目指している」という。
記事中の情報はいずれも一部店舗を除く。