3月8日で4歳の誕生日を迎えた宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」を訪ねた。
「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」のシンボルマークとして2007年に一般公募で誕生したむすび丸。宮城の豊かな食と文化を「おにぎり」で表し、伊達政宗公の三日月の前立てを付けて擬人化したキャラクター。その愛らしい表情やしぐさで人気を集め、昨年4月には活躍が認められて「宮城県観光PR担当係長」に就任。現在はファンの間で「係長」の愛称でも親しまれる。
誕生日当日にはファンからメッセージカードやプレゼントが寄せられ、事務局スタッフからは大好物の「三陸沖で捕れた魚とワカメのみそ汁」で祝ってもらったという。「僕も4歳になりました。メッセージやプレゼントを送ってくれたみんなありがとう。本当にたくさんの人たちに支えられているんだなって感じているよ」(むすび丸)
先月のバレンタインデーには、県内をはじめ北海道・茨城・東京・神奈川・愛知・大阪・山口など全国のファンから120個のチョコレートが届いた。食べきれない分は、病児とその家族のための宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス せんだい」(青葉区落合4)や「県立こども病院」(同)などの子どもたちにお裾分けした。
取材に訪れた際、むすび丸はお返しの準備に追われていた。メッセージカードや名刺、自身のグッズなどを袋詰めし、今日ようやく発送を完了。「バレンタインのチョコレートどうもありがとう。ホワイトデーに間に合うように送ったので楽しみにしていてね」(むすび丸)
今月1日からはユーチューブで「むすび丸の『伊達な旅』日記」を公開するなど、精力的に活動を続けるむすび丸。「今年は夏にキャンペーンがあるので、新しい魅力を全国のみんなに伝えていきたいな。これからも宮城のいいところをいっぱいPRして、たくさんのお客さまに来ていただけるように頑張るよ!」と意気込む。