仙台の出版社プレスアート(仙台市若林区土樋)は1月25日、ガイドブック「仙台の牛たん」を発売した。
同書は「せんだいタウン情報S-style」の増刊号として発行された「仙台初」の牛タン専門ガイド。S-style別冊編集長の金奈美江さんは「BSE騒動以降の値上がりや不況で地元の人が牛タンを食べる機会が減ったと感じていたが、観光キャンペーンや高速道路値下げの影響でここ数年牛タン専門店が活気を取り戻しているように感じる。この機会に改めて仙台の人に牛タンを食べてほしいと考え企画した」と話す。
仙台牛タン発祥の店「味太助」をはじめ、「喜助」「伊達の牛たん本舗」「べこ政宗」「利久」など市内を中心に49店を掲載。各店の基本データと定番の牛タン定食のほか、「おすすめ」一品料理や牛タンを使用したアラカルトメニューを紹介。牛タンの歴史や土産商品、市内牛タンマップなども掲載する。
「仙台の人が自信を持って牛タン屋さんを案内できるようなガイドブックを目指した」と金さん。「地元の方にも観光客の方にも、ぜひ食べ歩きを楽しんでいただきたい。お気に入りのお店が見つかったら、それをまた誰かに口コミで広めてもらえれば」と呼び掛ける。
A5判104ページで、価格は980円。初版3万部。県内の書店・コンビニエンスストアや、岩手・山形・福島の一部店舗、Amazonなどで販売する。